考える技術・書く技術

ピラミッド構造

人間が何かを考えたり、書いたり、調べたりする場合、無意識のうちにでも、分類・グループ分けをしている。例えば、ぶどう、じゃがいも、牛乳、卵、みかん、にんじん、リンゴと並んでる場合、大きなくくりでは食べ物であるが、さらに分けて、乳製品(牛乳・卵)、果物(ぶどう、みかん、りんご)、野菜(じゃがいも、にんじん)という風に整理する。この場合、3つのプラミッド構造ができ、理解しやすくかつ、説明しやすい。このように、ある決まりをもって、意見や情報を整理し、段階的にピラミッド構造を作ると、複雑な事象も分かりやすくなる。

(1)ピラミッド構造の頂点では、まず、読み手が既に知っていること(状況)を語る。
(2)次に、その状況が変化したことを語る(複雑化)。
(3)状況が変化したことに対し、読み手は以下の疑問をいだく。
・どのように変化したのか?(How?)
・なぜ?(Why?)
・どうしてそれがわかるのか?(How do you know?)
(4)それに対して、疑問に答える形で、考えを述べる。
・How?→ステップを順番に。
・Why?→理由を並べる。
・How do you know?→証拠を並べる。

このようにして、ピラミッド構造を作り、読み手の疑問を解消していくことで、説得力のある文章ができる。

演繹的な考え方

演繹的な考え方とは、いわゆる三段論法である。例えば、「鳥は空を飛ぶ」→「私はとりだ」→「それゆえ私は空を飛ぶ」というようなものである。
演繹的な理由づけとは、以下の3要件を満たすものと考える。
(1)まず、世の中に実在する状況について述べる< (2)次に、同時にもうひとつ世の中に実在する関連状況について述べる。この記述は、最初の記述の主部か述部のどちらかについて注釈することで、最初の記述と関連をもつことになる。 (3)同時に世の中に実在する上記2つの状況が意味することについて、述べる。 演繹法は、論理の展開という面では、隙がなく、有用であるが、まどろこしさがあり、、また読み手も退屈感(当たり前のことや知っていることの羅列)をいだくという欠点もある。 帰納的な考え方 帰納的な考え方は、具体的な事象からある結論を創造するものである。創造を要すると言う点で、演繹的な考え方よりも難しい ものと言える。いくつかの異なるもの(考え・出来事・事実)が何らかの点で似ていることに気づき、それらを一つのグループにまとめ、その類似点について意見を述べる。 ・グループ化した考えを定義づける技術
・その中で、不釣合いなものを見極める技術  の2つの重要な技術を身に着けることが必要となる。

(1)行動の考えの要約は、常に行動を実施した結果になる。
(2)状況の考えの要約は、主部/述部/意味の類似性から導かれる推測になる。
(3)機能的な理由付けは、以下の3つの構造のいずれかを反映している。
・プロセスの構造(因果関係をたどる。原因を時間順にならべ、結果を述べる)
・物理的な構造(部分と全体を示す。構造の順序を並べ、全体を述べる。MECE発想が有効。)
 MECEとは、「もれなく、だぶりなく」ということ。
・分類の構造(類似と差異を示す。度合(重要度)の順序に並べ、問題を述べる)

ファラシー

ファラシーとは、ロジックの誤りのことで、以下のようなものがある。
(1)一般論の拡大(一般論を拡大し過ぎ、適用範囲を超えた部分まで結論としてしまう)
(2)性急な一般化(ほんの数例をもとに、普遍的・一般的な結論としてしまう)
(3)後知恵(雨男。彼が来ると雨になる等、事実が起きてから、それを結論としてしまう)
(4)相反する前提(神が持てない石を作る)
(5)同情への訴え(議論の最中に、同情を訴える等感情を持ち込む)
(6)誤った類推(状況の違うものからの類推)
(7)事実に反する仮説(「地球は、月の周りを回っていると仮定し」、等々事実ではない仮定をもとに論ずる)
(8)井戸に毒を入れる(彼は嘘つきだ、と先に言う)

考える技術・書く技術の概要図。クリックで拡大表示。

考える技術・書く技術

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